第29回広島児童青年精神医学研究会

日程 ; 2015年3月7日(
場所 ; TKPガーデンシティ広島 2F「アクアマリン」

     (広島市中区中町 クリスタルプラザ内)

会費 ; 医師 1000円(学生 無料)

 

 

<講演会・特別講演会> 午後6時30分-午後8時

座長 ; 松田病院 松田 文雄 先生

 

【講演】
講師:広島大学病院 小児科 助教 石川 暢恒 先生

「広島大学病院てんかんセンターにおけるレベチラセタムの使用経験

                 ~ 小児における有効性の検討 ~」

【特別講演】

講師:川崎医科大学 精神科学 主任教授 青木 省三 先生 

「発達障害をもつ思春期の子どもたちへの支援を考える」

 

川崎医科大学精神科学の青木先生には,特別講演会の前に,症例検討会のスーパーバイズもお引き受けくださいました。


舟入病院小児心療科の吉原良子先生が提供してくださったケースの何気ない部分に青木先生が質問されると,そのこどもについて,家族についてもっと知りたくなるところがふっと浮かび上がります。


とても勉強になる助言や視点をいただける検討会でした。

青木先生,吉原先生,ありがとうございました。


特別講演会では,まず広島大学小児科の石川先生から抗てんかん薬についての講演がありました。


抑制の難しいてんかん発作のコントロールのお話はもちろん,発達障害に関連した症状への効果などにも幅広く触れられていました。


国内外の最新の研究データも豊富に紹介され,とても興味深い講演でした。


石川先生,ありがとうございました。


青木先生の特別講演では,先生ご自身が診察室や病棟で経験されたエピソードも豊富に紹介してくださいました。


ほっこりする話,ドキッとする話のなかから,発達障害特性を持つ思春期~成人と向き合う青木先生の診療のスタンスや真似をしたくなるコツのようなものがたくさん浮かび上がってきました。


実践的な学びがありながら,同時に心も温かくなる,とても不思議な感覚のご講演をありがとうございました。