第16回広島児童青年精神医学研究会

日時 ; 2012年10 月6 日(土)13時 ~ 7日(日)13時
場所 ; 広島県立障害者療育支援センター管理棟

 

【1日目】

特別講演 「治療とは、一体何なのだろうか。」

 翠星会松田病院 院長 松田文雄先生 

 

症例検討会

症例発表:梶梅あい子先生(広島大学病院 小児科)

 

懇親会

【2日目】
ワークショップ 尾形明子先生(広島大学大学院教育学研究科心理学講座)
「子どもに対する認知行動療法入門」
 - 理論と説明

 - ワークと事例紹介

 

総括

第16回広島児童青年精神医学研究会は,通算3回目の合宿形式で開催されました。

今回も,顧問の松田先生に特別講演をいただきました。

「治療とは…」とても大切なことを松田先生のことばを通して振り返りながら,患者さんに関わる者として何をして何をしないでいるべきか,じっくり考える機会となりました。

 

梶梅先生による症例検討会の風景です。

症例の内容については詳しくご紹介できませんが,こどもの状態のアセスメントやこどもと家族と学校との3者関係,学校との連携,危機介入などさまざまなテーマについて質問や意見が活発に飛び交いました。

 

学びも大切ですが,懇親会も合宿の重大イベント!

買い出し部隊と会場セッティング部隊に分かれて準備を進めます。松田先生には今年も買い出し部隊を統率していただきました。

いよいよ懇親会!

みんなでお鍋をつつきつつ,ほどよくお酒も回ると,話題になるのはやっぱりこどもたちのこと。それぞれの支援現場の明るいニュース,心配なニュース,連携の情報,支援の技やコツなど,話は尽きません。

話が弾みすぎて,大浴場のお湯があわや廊下まで溢れだしそうなハプニングも…!

2日目は尾形先生のワークショップ。

こどもと認知行動療法を進めるには,こどもと一緒に楽しむ姿勢が大切なこと,優しいだけじゃなくて支援者の明るく前向きな「いじわる」がこどもを新しい チャレンジに取り組ませるきっかけにもなることなど,尾形先生の臨床の姿勢から学んだことはみんなとても多かったことと思います。

普段なかなか学ぶことのできないこどもの認知行動療法と言うテーマに参加者一同興味津々。面白いネタも交えながらの軽快でわかりやすい説明に惹きつけられっぱなしでした。

お風呂事件その他,世話人の不手際がさまざまあり,参加者のみなさんにはご迷惑・ご心配をお掛けしどおしでしたが,なんとか無事に楽しい学びの時間を共有することができました。

松田先生,尾形先生,梶梅先生,そしてご参加いただいたみなさん,ありがとうございました。